【偏見8割】ロシア人が日本のコーヒーを買う訳を紅茶視点で考察してみた

こんばんは!

醤油は賞味期限切れても気づかないけど、紅茶はメーカー変わると気づくえいりです!

さて、皆さんは以下の記事を目にした事がありますか?

ロシアで日本の「コーヒー」がはやる意外な事情(東洋経済オンライン)

2021年3月16日の東洋経済オンラインさんの記事で、

ツイッターでも一躍トレンド記事の仲間入りをしていました。

私はこの記事で起こっている現象に関して、

私や同居人のロシアの紅茶に対する体験を絡めながら、考察していきたいと思います。

記事の概要と要点

概要

今回の記事は、日本における2020年の農林水産物輸出額が9223億円となり、

8年連続で過去最高を更新した事を皮切りに、

食品カテゴリ別に日本と世界各国における輸出入の関係・推移について触れている。

そしてタイトルにもある日本の「コーヒー」、インスタントコーヒーの需要増加について記事はフォーカスを当てた。

なんと、2020年に約200品目の中で対前年比の伸びがもっとも高かったのは、他でもないインスタントコーヒーであったという。

それも輸出量は前年に比べ3.06倍、輸出額も2.64倍と激増しているのだ。

相手国はロシア、中国、アメリカの順で、ロシアは金額ベースでは全体の31.7%を占めている。

紅茶文化の国として知られていたロシアだが、

ロシア国内の2019年のコーヒー消費量は18万トンと、紅茶の14万トンを上回った。

この理由に関して東洋経済オンラインは、

スターバックスやロボット店員によるコーヒー屋台によりコーヒーがライフスタイルに馴染み、

コロナ下でも自宅で美味しいコーヒーが飲みたいという想いから、インスタントコーヒー需要が増加したのだろう、と記している。

要点

という事で、東洋経済オンラインさんの記事をまとめてみましょう。

  • 日本の輸出額が過去最高に、品目別1位はインスタントコーヒー
  • インスタントコーヒー輸出国1位はロシア
  • 現在のロシアでは紅茶よりコーヒーの方が需要がある
  • 最近ロシアでコーヒーが流行ってるのはスタバとロボット屋台、コロナのおかげ

多少の齟齬はあるでしょうが、こんな感じです。

何故ロシアで紅茶は負けたのか?

さて、この記事を読んで私は疑問を抱きました。

スターバックスの世界的な流行やカフェスタイルの定着でコーヒーが生活に根付いたのは分かります。

日本でも一昔前は40~50代の男性の文化だったコーヒーが、今や全世代に愛されてます。

しかし何故、ロシアで紅茶はコーヒーに敗北してしまったのでしょうか?

アフタヌーンティーに代表されるように1日に7度の紅茶休憩を挟むという紅茶大国イギリスにほど近く、

コーヒー大国アメリカと長い間敵対していたロシア。

そんなロシアの紅茶敗北理由を、2つの理由から考えてみました。

その1 伝統的な雰囲気が敬遠された

ロシアの紅茶文化は根強く、日本でいう茶道のような伝統性を帯びています。

金属製湯沸かし器サモワールをテーブルの中心に置き、その周囲に小さめのティーポットを並べるのがロシア風のお茶会です。

ティーポットには茶葉を沢山いれた濃い紅茶が作られていて、サモワールのお湯で好みの濃さに調整して各々がお茶を楽みます。

このような伝統的なスタイルが形成されているのはとても素敵ですが、

日本で日本茶が「年配の人ほど好むもの」と思われているように、

ロシアでも紅茶はどこか「昔からある古めかしいもの」と思われているのかも知れませんね。

私の同居人が若いロシア人で紅茶好きなのですが、彼はブリティッシュを地方別に使いこなすイギリスオタクです。

イギリスでは騎士道や紳士文化が現代でも尊ばれ、伝統的なものは好まれる傾向にありますが、ロシアはそうとは限らないそうです。

その② ロシアの紅茶は美味しくないから

さて、私は上記の同居人と偶然手に入ったロシアの一般的な紅茶を飲んだ事があるのですが、

ロシアの紅茶、不味いです。

どんなに浸してもお湯感が拭えないし、苦みが沈んでるし、風味がない。

彼が言うにはその紅茶は値段も味もロシアでは並レベルで、日本で言うところの日東紅茶やリプトンのような扱い、つまり一般家庭の飲む普通の紅茶、だそうでした。

ちなみに使いやすいティーバッグタイプのものでした。

日本でも、若い人だと急須とお茶っ葉でお茶を淹れるような人、中々いないですよね?

彼曰く、ロシアでティーバッグで紅茶を楽しむならトワイニングくらい買わなきゃやっていけない、とのことです。

トワイニングはイギリスの紅茶メーカーで、日本でもよく店頭に並んでいますよね。

20個入りが500円ほどで売っているので、大体1杯25円くらいです。

インスタントコーヒーなら、一個750円のネスカフェゴールドでも一杯15円くらい。

日本のインスタントコーヒーの相場は400円くらいなので、

輸入分の費用が掛かったとしても、トワイニングより安く済むはずです。

商品 値段
ロシアの安価な国産紅茶
ロシアの高級な国産紅茶
外国産の紅茶
日本のインスタントコーヒー

つまり、ロシアの紅茶は嗜好品として愛飲されても、

常飲する飲み物としては費用対効果(味)でコーヒーに勝てなかったため、

コーヒーに負けてしまったのだと私は考えています。

何故ロシアの紅茶は不味いのか

では何故、ロシアの紅茶は不味いのでしょう。

そもそも紅茶というのはチャノキという植物を完全発酵させたもので、

同じチャノキの発酵を途中で止めたのが烏龍茶、全く発酵させないのが緑茶です。

紅茶向きのチャノキ、緑茶向きのチャノキなど、チャノキの品種によって向き不向きはありますが、

基本的には同じ植物です。

日本でお茶の生産第一位の県は静岡県で、静岡では沢山の優秀なチャノキが育ちます。

先日の熱海旅行で頂いた、名産のぐり茶も絶品でした。

では、同じチャノキが極寒の地、ロシアで上手く育つでしょうか。

いいえ。一部の地域を除き、チャノキが上手く育つことはないでしょう。

つまり、価格の安い国産茶は環境が紅茶に適していないため、諸外国のものと比べ美味しくないのです。

そして、その中でも他国に負けぬほど美味しいものは希少性が高く、

外国産と同様の高価格帯になるため、コーヒーとの価格競争に勝てないのです。

余談 ロシア紅茶の勘違い

ロシアの紅茶と聞くと、紅茶にジャムを入れて飲むイメージがありませんか?

実はこれ、ちょーっと間違っているんです。

ポーランドやウクライナでは紅茶にジャムを入れますが、ロシアでは入れません。

ではどうするかというと、ジャムを舐めながらサモワールで淹れた濃い目の紅茶を飲む、というのがロシア流みたいですね。

なんでも、砂糖が貴重なものだった時代に、砂糖の代わりに完熟果実から作ったジャムを用いたのが始まりだとか。

まぁ、今は日本と同様、ストレートティーやミルクティーがメジャーだそうですが。

 

ちなみに、イギリスでロシアンティーと言うと、レモンティーのことを指すそうです。

面白いですよね。

恐らく、以前ルピシアなどで「ロシアン」と入った紅茶を飲んだことのある方は、

レモンの風味を感じたのではないでしょうか?

「ロシアンティーは美味しかった!」と私の記事で反論意見を感じた方は、

その紅茶が庶民の紅茶かロシアでも代表される名ブランドだったのか、

或いはそれが「ロシアの紅茶」か「レモンティー」だったのかを思い返してみて下さい。

まとめ

今回は、東洋経済オンラインの記事からロシアで日本のコーヒーが流行っている事を知り、

ロシアの紅茶という視点からこの件を考察してみました。

1つは伝統的な雰囲気が敬遠されたから、

もう1つはロシアの紅茶が美味しくないから、

費用対効果でコーヒーに負け、常飲する飲み物としての場を奪われたという話でしたね。

偏見、8割。

今回はロシア人の同居人とのエピソードを絡めましたが、

ロシアには時差の違う地帯が11個あり、私は2個の地帯としか繋がりがありません。

もし反論意見があったら、バシバシ叩いてもらって構いません。笑

それで知見が広げられるなら、叩かれてなんぼです。

 

さて、このブログでは他にも賃貸・生活・経済など幅広い分野について、

独断と偏見でピックアップした記事をどんどん書いていくつもりです。

ツイッターも開設したので、是非遊びに来てください!

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